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PNA-RCA01 開発ストーリー③ PNA-RCA01でのこだわり 「完全非磁性」

ピュアオーディオの世界では常識と言える「完全非磁性」ですが、全くその通りで、「PNA-RCA01」においても、手間とコストの両面で妥協なく取り組みました。

まず、主要部品であるコンデンサーのリード線は銅製、抵抗のリード線は無酸素銅製で、双方非磁性です。

RCAプラグ部は接触する端子部分が純銅製で、他の部分も真鍮素材でできています。

RCA端子部品には、ケーブルをはんだ付および固定する部品がありますが、一般的に流通している汎用部品は、ここが鉄製であることが殆どです。今回は、「完全非磁性」を達成するため、特注で同部品を排除。代わりに無酸素銅線(金メッキ)をポストして立てました。

 

なお、端子の銅部分は酸化防止の観点から金メッキが施されていますが、必要となる下地のニッケルメッキも、非磁性にこだわって高リンタイプとしています。製品をご覧いただくと、端子の金メッキ部分がややザラっとした質感であることにお気づきになると思いますが、これは使用している銅素材と下地のメッキによるもので、いわば素材へのこだわりの証と言えます。

 

【CGイメージ: 端子は純銅製で金メッキ仕上げ】