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PNA-RCA01 開発ストーリー② PNA-RCA01 の仕様が固まるまで

当初はコンデンサーのみを用い、シンプルな製品をイメージしていました。

電気街で既成RCA端子部品を購入し、マイカコンデンサー、オイルコンデンサー、フィルムコンデンサー、スチロールコンデンサーを中心に、銘柄と定数の異なる数十種で傾向を入念に把握。半田も各種用意して試作と試聴テストを行いました。もちろん、長年の経験から候補を絞ってのことですので、そうした期間も含めると、ノウハウの結晶と言っても良いと思います。

 

最終的に、製品の鍵と言えるコンデンサーは、LCR社製のオーディオ用スチロールコンデンサーを採用しました。傾向として爽やかで、高域の透明感と躍動感が気に入っています。

 

「PNA-RCA01」として製品化が決定後は、さらに低域の制動と伸びやかさを求め、抵抗を追加する方向で検討を重ねました。抵抗は、経験からアムトランスのAMRGに絞っていました。

 

聴感テストでは、 0.5W品よりも2W品の方が低域に力感が出るため、最終的にAMRG 2Wを採用しました。大電力は扱いませんが、音質に差が表れるのがオーディオの難しくも面白い部分と言えます。

 

【写真: 試作品の一例】